番外編(川島雄三作品) NEW2016.4.27
『真実一路』A 川島雄三監督
1954年 松竹大船


映画のラスト前。
守川しず子(桂木洋子)と河村素香(多々良純)が納骨に訪れる東京・青山墓地。

書籍「川島雄三 乱調の美学」(磯田勉編 カワシマクラブ協力 ワイズ出版)の
P30の撮影監督・高村倉太郎氏インタビューの中にあった
「〜お骨を抱いて延々と多々良純と桂木さんが歩くシーンのロケは青山墓地で〜」
を参考にした。

青山1丁目と外苑前の間の方向(写真奥)からまっすぐに延びる道。
現在も車が走るが、上記のインタビューによると当時のロケで
警察が10分だけ撮影許可をして車と人を止めてくれたとのこと。

長回しが多用された本作だが、このシーンは二人が並んで歩いてくる
のを真正面から撮影していて、川島が助監督に付いたことのある清水宏監督
の撮影方法を参考にしているように感じる。
本作の中の名シーンの一つ。






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